Killua キルア
《推し、燃ゆ》日文小說閱讀筆記 0816
p.110 - p.112

本次內容摘要:

在那一刻,本命以口白般的方式開始唱歌,我才驚覺他已經成熟。曾經不想長大的他,如今卻從輕柔到激烈地詮釋這首歌,與 CD 裡的壓抑感截然不同。他在藍色光海中,用溫暖的光包圍著我們。

然而,當我坐在馬桶上回想五分鐘前的一切時,冰冷的寒意迅速從內心蔓延。結束了,這一切竟然結束了。我無法忍受失去他的痛苦,因為沒有了他,我就不再是我,失去本命的人生只是餘生。

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本命燃燒 日語學習 日文學習 日檢 N1 N2 N3 N4 N5
Killua キルア
Killua キルア
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Killua キルア
[單字筆記]

🔹 追い付く(おいつく):趕上、追上。文中「理解が追いついた」表示「理解終於趕上了現實」,暗示理解的過程滯後於現實的變化。

推しが語るように歌い始めたとき、あの男の子が、成長して大人になったのだと思った。もうずっと前から大人になっていたのにようやく理解が追いついた

當他開始像口白似的唱歌時,我才驚覺這男孩已是成熟大人。其實明明早就是,我卻到這一刻才理解
Killua キルア
🔹 叫び散らす(さけびちらす) :由「叫ぶ」和「散らす」組合而成,表達了「大聲喊叫並四處發洩」的意思。

🔹 愛おしむ(いとおしむ) :愛惜、珍愛。

大人になんかなりたくない、と叫び散らしていた彼が、何かを愛おしむように、柔らかく指を使い、それは次第に、激しくなる。

嘶吼著不想長大的他,像是愛憐著什麼,先是輕柔撥紘,旋即又變得激烈。
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🔹 継ぎ足す(つぎたす):追加、補充。這裡指的是在演唱過程中,不斷加入的鼓聲和貝斯聲。

🔹 內包 (ないほう) :包含、融入。

🔹 歌い上げる(うたいあげる) :由「歌う」和「上げる」組合而成,表示「唱出、完成歌唱」。這裡表達的是本命以充滿感情和力量的方式演唱。

🔹 抑えつける(おさえつける):壓抑、壓制。
Killua キルア
周りに継ぎ足されていくドラムもベースも内包して推しは歌い上げる。始終何かを抑えつけるようだったCD音源とは歌い方がまるで違っていた。

本命在加進來的鼓聲、貝斯催化下引吭高歌,詮釋方式與好似在壓抑什麼的CD版本截然不同。
Killua キルア
🔹 波打つ(なみうつ):起波浪;波動。 「波打つ青色の光」指現場觀眾揮舞藍色螢光棒,像波浪一樣起伏的光芒。

🔹 作り出す(つくりだす) :生產、製造、開始做。

それは、この会場の熱、波打つ青色の光、あたしたちの呼吸を吸いこんだ推しがこの瞬間に、新たにつくり出し、赤く塗った唇から奏でている歌だった。

這是偶像在一波波藍色光海、吸取我們的呼吸、現場高漲的氣氛下,瞬間從他的紅脣唱出來的歌。
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🔹 ペンライト:penlight;螢光棒。

🔹 狭苦しい(せまくるしい):狹窄、壓迫感。

あたしは初めてこの歌を聴いたと思った。青いペンライトの海、何千人を収容したドームが狭苦しく感じられる。推しが、あたしたちをあたたかい光で包み込む。

感覺像是初次聽到這首歌的我,只覺得閃一片藍色光海、容納著好幾千人的巨蛋,異常地狹窄,而偶像正用溫暖的光包覆我們。
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🔹 這い上がる(はいあがる) :攀登、爬上。這裡指寒意蔓延全身。

🔹 ば⋯⋯ほど⋯⋯:表示隨著前面的條件變化,後面的結果也會隨之增強。「汗をかけばかくほど」表示「流得汗越多越是……」

🔹 訪れる(おとずれる) :到來、拜訪。這裡指在情緒高漲後,「隨之而來」的是更加刺骨的寒意。

便座に座った。冷えが背筋を這い上がった汗をかけばかくほど、あるいは湯に浸かったあとほど体が急速に冷えていくように、高揚のあとにはそれまで以上の寒さが訪れる

坐在馬桶上的我頓覺背脊發涼,這種感覺就像大汗淋漓或泡完熱水澡後,身體急速變冷一般,亢奮過後寒意倍增
Killua キルア
🔹 鳴り響く(なりひびく) :迴響。這裡形容寒意從內心擴散至全身的感覺。

トイレの狭い個室のなかでつい五分前のことを思い出すたび、今までに感じたことのない黒々とした寒さがあたしの内側から全身に鳴り響く

躲在女廁個間的我,每每想起五分鐘前的事,便覺得有股至今從未感受過的暗黑寒意,從體內遍響全身
Killua キルア
終わるのだ、と思う。こんなにもかわいくて凄まじくて愛おしいのに、終わる。

結束了。明明那麼可愛,如此惹人憐愛,無奈一切都結束了。
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🔹 切り取る(きりとる):切開、分離。這裡表達敘述者在小隔間中與外界隔絕的感覺。

🔹 蠢く(うごめく):蠢動。

🔹 やめてくれ :停止、不要再……。這裡是敘述者對痛苦情緒的抗拒。
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四方を囲むトイレの壁が、あわただしい外の世界からあたしを切り取っている。先ほどの興奮で痙攣するように蠢いていた内臓がひとつずつ凍りついていき、背骨にまでそれが浸透してくると、やめてくれ、と思った。やめてくれ、何度も、何度も思った、何に対してかはわからない。

洗手間的四堵牆將我與外面的世界隔絕,方才過於興奮而痙攣似的內臟,一個個逐漸凍住。
當這種感覺沁透脊柱時,我在心裡大喊著「住手」,喊了好幾次,卻不曉得自己到底對著什麼而喊。
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🔹 奪う(うばう):奪走。這裡表達敘述者懇求不要奪走她內心支撐的力量。

やめてくれ、あたしから背骨を奪わないでくれ。推しがいなくなったらあたしは本当に、生きていけなくなる。あたしはあたしをあたしだと認められなくなる。

住手!不要奪走我的脊柱。要是失去本命,我真的沒辦法活下去,因為我無法認同自己。
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🔹 間抜け(まぬけ) :愚蠢、笨拙。

冷や汗のような涙が流れていた。同時に、間抜けな音を立てて尿がこぼれ落ちる。

有如冷汗的淚水不斷滑落的同時,一陣愚蠢聲響,尿液滴落。
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🔹 耐えがたい(たえがたい) :難以忍受的意思。這裡指無法忍受的寂寞。「ます型 + がたい」表示難以做到⋯⋯。

さみしかった。耐えがたいさみしさに膝が震えた。

好落寞!無法忍受的落寞感促使雙膝顫抖。
Killua キルア
🔹 携帯を触る(けいたいをさわる):滑手機。

トイレの出口の前に、先ほどの青いアイシャドウの女性がいた。携帯を触っていた

方才那個藍色眼影的女人,站在洗手間出口滑著手機
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🔹 意識を向ける(いしきをむける) :將意識集中於⋯⋯。這裡的意思是指「將注意力集中在她的視線在螢幕上滑動的樣子」。

彼女の視線が画面上を滑るのに意識を向けながら、あたしは鞄を脇に挟んでその場を離れ、自分の席に戻った。

明知她直盯著手機畫面,我卻還是很在意她的目光,將包包挾在腋下,快步走回座位。
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🔹 一刻も早く(いっこくもはやく) :儘早、儘快。

🔹 見届ける(みとどける):見證、一直看到最後。

鞄の底には電源をつけたままの携帯が入っていて録音アプリが起動している。一刻も早く、あの熱に充ちた会場へ戻りたかった。推しの歌を永遠にあたしのなかに響かせていたかった。

塞在包包底部的手機啟動了錄音功能,只想趕快回到氣氛嗨到極致的演唱會現場,想讓本命的歌聲永遠在我心中迴響。
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🔹 手許(てもと) :手邊、手裡。

最後の瞬間を見とどけて手許に何もなくなってしまったら、この先どうやって過ごしていけばいいのかわからない。

一想到看完最後一刻,手邊就什麼也不剩了,實在不曉得今後該如何活下去。
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🔹 推しを推さない(おしをおさない) :不再追星。

🔹 人生は余生だった (じんせいはよせいだった):形容沒有偶像的生活是無意義的。

推しを推さないあたしはあたしじゃなかった。推しのいない人生は余生だった

不再追星的我不是我,失去本命的人生只是餘生
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下週待續。

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