masaka
フランク・ホルヴァートの「タイの人権擁護者たち」を、ミヴォス四重奏団の演奏で。A-Gの二度の反復、A-mollの分散和音から始まって少しずつ異なる単純パターンを繰り返す短い楽章が連ねられていく。人権擁護の中で命を落とした35人のHRDについてそれぞれの名前に含まれる音名だけを用いてオマージュを捧げるというもの。一種のミニマリズムのような切り詰められた音からは根源的な問いというか今読んでいるグロイスの「アート・パワー」に通じるものを感じる。ATMA Classique 00722056657723 nml