masaka
サミュエル・アドラーの「弦楽四重奏曲第10番」を、カサット弦楽四重奏団の演奏で。Vn1がゆったり歌い上げる導入からワイルドなトゥッティに進み冒頭を回想するごとく静謐な緩徐部を経て舞曲的終結部へ。「Vnソナタ」は拡張された調性で急緩急3楽章の第2番、緩急舞を織り交ぜた6つの部分からなる単一楽章の第3番、調性分散和音Pf上に十二音技法Vnなどいろいろ分裂していく3楽章の第4番。Pf独奏の「幻想曲」「記念論文集」「貴方の歌が我が心を広げ」はゆったりした旋律とトッカータぽい逃走、Vn独奏の「ミルトンの思い出に」しみじみした味わいに大きな跳躍が。Toccata Classics TOCC0624 nml