masaka
馬場法子の「ボンボリ」を、アンサンブル・ケーンの演奏で。Fl+Cl+Va+Vc+Guitがひっかくようなグリッサンドや打的な音の緩急で闇にぼんやり浮かび上がる灯りを描く。「非カノン風変奏曲」は-GuitでBWV769の主題(たぶん)が溶けて崩れていく。「音楽の動物図鑑」は逆に+Pf+打でヘビ、カオジロガン、カッコウ、竜の生態らしい。「潮騒」はVn+Vc+Pfで流れ星のような下降グリッサンドから最低音反復の上の喧騒へ。「陶磁の(主人)東屋」はSopを加えマーラーのパロディ的変奏。「9600」はSQで銀河鉄道の夜に、「愛の歌の前」はVc独奏がアポリネールの詩で遊ぶ。どれも特殊奏法の尖った音でユーモアたっぷり。Kairos 0022033KAI nml
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