masaka
レベッカ・サンダースの「シナバー」を、アンサンブル・ムジークファブリークの演奏で。VnとTpがミュートやスルポンでキリキリやり取りするところにBClやVc、打などがもぞもぞと絡みつく地底の秘窟のようなしかし最後は繊細に儚く消えていく。マグヌス・リンドベルイの「ジョイ」はより色彩的でいろんな楽想が雲のように湧いて浮遊する。ヤニス・クセナキスの「タレイン」はぐしゃっと投げ出された音からグリッサンドの軟体動物が出てきて細かく刻まれる音やら春祭のパロディのような軽いリズムやら。ヴィキンタス・バルタカスの「(co)ro(na)」はFl+Cl+Sax+Ob+TpとHr+Vn+Pf+Accrd+打の2群から成るアンサンブルがけたたましく交錯したり静まって漂ったりする。Wergo WER6855-2 nml