masaka
ミカエル・ジャレルの「…プリズム/光の投射II」を、ディエゴ・マッソン+カン・ヘスン+アンサンブル・ムジークファブリークの演奏で。Vn独奏が分散音的な動きでうごめく隙間をアンサンブルが精緻に埋めていく。ステファノ・ジェルヴァゾーニの「ファー・ニエンテ」はCb+17楽器だが独奏は大半が高音域ハーモニクスなどで他の楽器も間歇的に断片を投げ込む感じ。ジョエル=フランソワ・デュランの「影/鏡」はFlが独奏で逆にアンサンブルの重心は低いところから始まる。ブライアン・ファーニホウの歌劇「シャドウタイム」は第6場が収録され語り歌いに複雑な断片が絡まる管弦楽が絡まって混沌とするがアンサンブル版(オリジナル?)は見通しが良い。Wergo WER6854-2 nml