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『ゴールデンカムイ』を描いた信念につながる1通の手紙…野田サトル1万字インタビュー#2 | 集英社オンラ...
終於要來更新訪談第2回,一樣只有節錄野田談論創作理念和回應議題的片段,中日文對照,歡迎抓錯共筆
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我省略了野田延續上一回博物館的話題,他舉例了更多職人、博物館研究員在文物和知識上的協助,清楚地回應了他一直認為文化保存是許多人努力而來,與阿伊努人與和人合作的可能。
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接著,野田針對「被誤解為正統阿伊努文化的描寫……」做回應:
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他にもアイヌ語研究の始祖と言われる金田一京助氏の本も描き下ろしの絵に入れています。千葉大学名誉教授の中川裕先生いわく、「少なくとも、まともなアイヌ語研究者の中で金田一氏の功績を否定する人はいません」とのことで、それは知っておいてほしいと思います。
野田:單行本的加筆中,也描寫到阿伊努語研究的始祖金田一京助。我希望大家可以知道,千葉大學的名譽教授中川裕老師說:「至少在正式的阿伊努與研究者中,並沒有人會否定金田一氏的貢獻」。
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砂沢クラさんの著書の中でも金田一氏との交流は描かれており、アイヌの方と涙を流して別れを惜しむ人情味のある人柄も記録されているんですよ。僕は、取材には出来るだけ足を運び、自分の目で確認するようにしています。
野田:砂沢クラさん的書中也曾提到與金田一氏的交流,記錄下他留著眼淚與阿伊努人道別非常有人情味的一面。而我也盡量地去現地取材、田野,用自己的雙眼去確認這些資料。
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また、古い資料を読み漁っているとインターネットで検索できることなんて世界のごく僅かなことだとわかります。アイヌに限らず、マタギやニヴフ・ウイルタ、樺太に関すること、明治時代の北海道のこと。これらの資料に書いてある情報は、ほとんどネットにアップされていないのが事実です。
野田:又,我發現到舊時的資料在網路上並沒有太多,不只是阿伊努的資料很少,有關東北獵師、ニヴフ族、ウイルタ族、樺太、明治時代的北海道等等書中有寫到的資料,幾乎都沒有被上傳到網路上。
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連載中にアイヌのネタを描くと、時折、中川先生や有識者の方から、「これは何を参考にされましたか」とツッコミをいただいたものです。「ネットに書いてあった」などとは、恥ずかしくて言えませんから、この本の何ページを元に描きました、というやり取りをしました。
野田:連載還在進行中的時候,有時畫到與阿伊努相關的片段,中川老師或是其他相關領域的人會來吐槽「這個部分有什麼參考嗎?」,若是回答「這是網路上寫的」,這樣的答案實在是太丟臉說不出口,所以一定會回答:這是參照哪本書的第幾頁。
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――たしか、チタタㇷ゚は叩くときに「チタタㇷ゚」とは言わないと中川先生からツッコミがあったとか…?
確實如此,像是中川老師好像曾經吐槽在奇塔塔普的時候不會喊奇塔塔普……?
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はい。実はあれは、「キャラ付け」と「ギャグ」のつもりでした。アシㇼパさんの家の独自ルールですね。実際に掲載された当時は監修の先生方やアイヌの方など、誰からもツッコまれていません。きっと皆さんにも「キャラ付け」や「ギャグ」だとわかっていただいていたからだと思います。
野田:是的。其實那是作為「人物塑造」和「笑點」,也是阿席莉帕家獨創的規定呢。實際刊登的時候監修的老師和阿伊努人們誰都沒有對此吐槽,我想一定是因為大家都知道這是一種「人物塑造」和「笑點」。
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数年前にも、媒体さんの名前を失念してしまったのですが、新聞か雑誌のインタビューで「アシㇼパさんの家のルールだ」とお答えしているのですが、ちょっと予想以上に、キャッチー過ぎて、これが正統なアイヌ文化であると誤解され始めているらしいのです。
野田:在幾年前,忘記是哪一間媒體,我曾在雜誌訪談中以「這是阿席莉帕家的規矩呢」回應,但這個梗或許是太過洗腦,仍造成正統阿伊努文化開始被誤會。
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それで言いますと「ヒンナヒンナ」も初登場以降、作中で何度か「感謝する言葉」と紹介しています。それ以外にも作中で何度か明言しているのですが、やはりキャッチーなのか、「美味しい」という意味だという誤解が散見されているようです。
野田:話雖如此,自從「品那品那」出現以來,我已多次介紹它為感謝的意思,除此之外也有好幾次在作品中表明過,但可能還是因為太洗腦,使得「品那=好吃」這樣的誤會仍隨處可見。
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また、気付いている方も多いかと思いますが、実は、杉元はアイヌ語に馴染みのない和人なので「チタタㇷ゚」と言えないんですね。「チタタプ」とあえて描いています。
野田:另外,我想也有很多注意到,事實上杉元是對於阿伊努語不熟悉的和人,因此不會說「チタタㇷ゚」,而是刻意描繪成「チタタプ」。(小寫ㇷ゚和大寫プ)
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「ヒンナヒンナ」に対しても、杉元はフランクに使うようにあえて描いています。その方が、キャラ付けとして忠実だと思ったからです。そういった描写のこだわりも誤解を招いた遠因(えんいん)かもしれません。せっかくツッコミいただけたので、このインタビューでも明言させていただきますね。
野田:就算是「品那品那」,杉元也會直率地使用,我認為這樣的描寫是忠於這個角色的設定,而這可能也間接導致誤解的發生。好不容易被吐槽了,請容我在這次的訪談中闡明。
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実写化の際は、そう思われないようにしてもらいたいとも伝えています。僕はアイヌ文化として紹介するものは、資料に載っていないことは描かないというスタンスでしたので。
野田:我希望到時候真人電影版上映後不會再有這樣的想法,我對於阿伊努文化介紹的立場是,從不會描寫資料沒有記載的東西。
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(但我最近看到真人版選角的捏他,怎辦,我開始緊張ㄟ
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&野田這段回應,完全證明他有在看網路留言ㄟ!還很在意!我之前也針對奇塔塔普事件寫過噗,算是整理中川老師書中的觀點去回應這個問題(進一步談文化該如何傳遞)
@yya873 - 手動轉這個偷偷說,魚子醬回應先是梳理現有論點再帶出自己的看法並以漫畫文本佐證真的是1...
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――最終回のお話に戻ります。雑誌掲載時から単行本で加筆するにあたり、アイヌのポジティブな面をさらに補強されているように思えました。何か信念があったのでしょうか?
回到最終回的話題,從連載到單行本加筆,增加了許多阿伊努正面的描述,請問在這之中有什麼信念嗎?
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もちろんです。現在開催されている「ゴールデンカムイ展」では僕が収集したアイヌ民具を展示しているのですが、製作者様のひとりである、藤谷るみ子さんというアイヌをルーツに持つ女性からお手紙をいただきました。数年ぶりのお手紙でした。
そのお手紙が僕の描いてきた信念の意図を端的に表していると思いましたので、以下に、その内容を皆さんにお伝えしたいです。
野田:當然。現在正在舉行的「黃金神威展」中有許多我蒐集來的阿伊努傳統用具,我收到其中一位阿伊努女性製作者的來信,是久違的手寫信。我想那一封信清楚的表達了我意圖描繪的信念,以下我將內容與大家分享。
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「平成九年に萱野茂さんによって旧土人法が廃止、その呼称がなくなったときは、とても嬉しかった。でもゴールデンカムイの本は、その時と同じくらい嬉しい。知り合いに90歳を過ぎたおばあちゃんがいるけれど、孫にも自分がアイヌの血を引いていることが打ち明けられなかったそうです。
でもゴールデンカムイのおかげで、孫に自分が知ってるアイヌの単語を教えられる事ができるようになったと本当に本当に嬉しそうに言っていました。ゴールデンカムイはアイヌがアイヌと言いやすい状況にしてくれた。アイヌ文化を良い意味で広げてくださり感謝です」
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信件引用:
平成九年(1997年)在萱野茂的推動下,廢除了《北海道旧土人保護法》(1899-1997年),這樣的稱呼消失了,真的是非常開心,而《黃金神威》這部作品讓我感受到與當時一樣的快樂。我認識一位超過九十歲的奶奶,似乎沒有告訴孫子自己留著阿伊努的血脈。
但是多虧了《黃金神威》,她能夠教自己的孫子自己所知道的阿伊努語,這真的非常、非常令人開心,《黃金神威》讓更多阿伊努人可以更輕鬆地說出自己是阿伊努人,感謝您傳遞了阿伊努文化美好的一面。
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――作品が現実社会にもとてもいい影響を与えているという実例ですね。
這真是這部作品帶給現實社會好影響的案例呢。
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対称的に、僕が『ゴールデンカムイ』で露悪的に差別などネガティブな側面を強調して描けば、彼女たちが喜んでいた事実がすべて無になってしまう危険性があるとも思いました。
もちろん、藤谷るみ子さんの話がアイヌの方の総意ではありません。
野田:同樣地,如果我選擇在《黃金神威》中赤裸地強調歧視與描寫負面的一面的話,會令她們所感到喜悅的事全部消失的可能性。當然,藤谷るみ子的話也無法視作所有阿伊努人的想法。
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アイヌにだって、和人にだって、いろんな歴史観、イデオロギーを持つ人たちがいます。ただ言えるのは、アイヌの方たちは和人とフェアな関係を望んでいる方が多いです。その思いに寄り添って、共に生きていけるようにという願いを込めて最終回を描きました。それで救いになった人がいたというだけで僕は満足です。
野田:無論是阿伊努人還是和人,都有帶著各式各樣歷史觀與意識形態的人,但有許多人希望阿伊努人與和人的關係可以平等被對待,我懷著這樣的想法,希望以彼此共生的方式繪製了最終話,若是有人可以因為這樣的結局/作品而被拯救,我就心滿意足了。
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ただ最近でも、アイヌをルーツに持つ若い女性とお話をする機会があったのですが、「この作品が始まって、周りから『実は自分もアイヌの血を引いている』と打ち明けてくれた方が3人もいるんです」と教えていただきました。藤谷さんのお話が僅かな一例ではないと思うのです。
野田:只是最近剛好,有機會與三位有著阿伊努血統的女性對話的機會,她們和我說「自從這部作品開始,周遭向我坦承自己其實有阿伊努血統的人,就有三位。」,我想藤谷所說的話並不是唯一案例。
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――差別を強調することでアイヌがアイヌだと言えない社会に逆戻りしてしまう、そんな可能性もあると?
若是過份地強調歧視與不平等,阿伊努社會是不是也可能回到不能說出身分的狀態?
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僕はそう思っています。連載開始前に北海道アイヌ協会さんの取材に伺いました。そのとき「かわいそうなアイヌはもう描かなくていい。そんなものはもう読みたくない。新しいものが読みたい。強くてかっこいいアイヌを描いてくれ。臆せずにサトルくんの好きなように描け」とまで言ってくださいました。
野田:我正是這樣認為的。連載開始前我去了一趟北海道阿伊努協會取材。那個時候他們對我說「不用再畫可憐的阿伊努人了,我已經不想讀到那些了,我想讀新的,給我話又強又帥的阿伊努吧,智君不要怕,就照著你想要的去畫吧。」
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アイヌ文化をただの素材として消費するのではなく、明るく楽しく描けば、この漫画が出来る役割はあるはずだと確信していて、僕は僕が正しいと信じたアプローチでこの作品を描いたのです。
もちろん「それは違う!」という意見もあると思います。戦い方には様々なアプローチがあると思いますので、本当に何かのために活動したいなら、自分のやり方と自分の名前でゼロから発信すればいいと思います。

不是將阿伊努文化僅僅作為消費素材,我相信正向且快樂的去描繪這部漫畫,能夠使這它發揮它的功用,而我也相信我是以正確的方式去創作它。當然也會有「這裡錯了!」的意見存在,每個人都有各自的戰鬥方式,如果是真的想為了什麼而戰鬥的話,我想用自己的方式、自己的名字從零開始就好了。
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(第二回完)
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呼,最後一句,太嗆了吧好喜歡........被挑釁了.....好....喜....歡...... (?
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&我應該不是唯一看那封信眼哭出來的人吧????不是吧???
第二回談了很多連載時、創作時各方的壓力,從阿伊努人也好、學術單位也好,野田這人對自己也是沒在客氣
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&沒看日文版的我不知道杉元喊奇塔塔普是和人發音....我需要去補動畫仔細聽聽............杉元好好(無用心得
🧿 阿仟 🌴
杉元好好...口音卡哇伊...(跟著喊
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tief2627: 真滴⋯好細微的人設⋯我又敗給野田
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