masaka
ジリアン・ホワイトヘッドの「水を渡る影」を、ヴィレム・ヴェヴェルカ+パトリシア・グッドソン+シュターミッツ四重奏団の演奏で。SQ+Ob+Pfという編成で、五音音階を応用したような奇妙にエキゾチックで悲しげな響き。戦争難民の子どもたちを思ってという。「アン・モリスのためのトムのセレナード」はOb+Vn+Va+Vcで空虚五度が強調されるかと思うと水に漂うような叙情も。「マタ・アウ川にかかる雲」「星はなく雲さえも」はSQ、「アラパーティキ」「トゥーマナコ」はPf独奏、「トルア」はVn+Pf、「3つの即興」はOb独奏で、チェコの民族要素なのか、なぜか微かにアラブも感じさせる不思議な空気。Rattle RAT-D077 nml