masaka
ニコラウス・A・フーバーの「メデューサのバロン」を、ドメニコ・メルキオーレ+ヨハネス・フィッシャー+ディルク・ロートブルストの演奏で。3つの打楽器が静寂の中でポツポツと語り合う。微かな金属音が風になる竹の葉のよう。「指の気まぐれ」は2打楽器が太鼓に始まり擦り音を交えたり鐘を鳴らしてみたり最後に何故かキラキラしたGlock。「欲望」は独りでGlockを奏しつつ太鼓やシンバルなども操り始める。「エロスの断片」も独奏で長い間を取りながら金属系打楽器の余韻を重ねる。「ヒメロス」はHp+打にラウドスピーカーとCDプレイバックという組み合わせで途中まで精緻に組み立てられるが途中で鳴り出すサイン波には耳を覆う。NEOS11823 nml