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masaka
ゲルト・ザッハーの「いま何時」を、ベーヒリ+シュナイダーの演奏で。副題の「四分音ずらして調律された2台のピアノのための」そのもので、普通調弦でも正体不明であろう断片的なパッセージが1/4音ずれて重なると、聞き手は行き場を失う。「グロッサー」はFl+Pfのアンサンブルで、1/4音ずれなしならこういう感じになるのだろう。「プロジェクション」「変容」はPf独奏。セリエル音楽になるのかな。「75のイベント」「魚の腹のなかにおけるヨナの祈り」はPf+Orgで、オルガニストたるザッハーの場合こちらのほうが本質かもしれないが、オルガンは耐え難いのでパス。Wergo WER7394-2 nml