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masaka
トマス・ゲリオの「鳥」を、メイ・ムジカ・パラ・フラウタスの演奏で。2本のBFlがいろんな技巧を駆使しつつ、掛け声やら口笛やらを交えて掛け合う。「ミル・パナデロス」(千のパン?)はVn独奏が矢のような単線クレッシェンドと単弓スピッカート(ジェテ)の減衰断片を組み合わせ、その六重奏版「千のパンへの使徒」は打やPfも加わってさらに多彩な表情。「さよならのあとで/フェルト」はHp独奏でこれまた特殊技巧の連続。前半はシャリーノの「トラキスにさらば」を受けての作品、後半はフェルトピックを用いることによる名だという。「眠りの歌」はギター四重奏で、やはり特殊効果オンパレード。実に面白い。スコアもみな公開されている。New Focus Recordings FCR252 nml