
masaka
フランク・ロイド・ライト/上杉隼人 編訳「浮世絵のみかた」を読んだ。最初の方、浮世絵は幾何学で構造があり陰影など用いず平坦な色使いのところが効果的、といったあたりはふむふむだったが、具体例なく概念を並べて西洋画と比較し持ちあげるのでだんだん退屈になり、本人の浮世絵/日本文化愛ばかりが目立つ。2ページ毎に見開きでカラー図版を用い豪華なのだが本文とつながりがなく読みにくいだけ。浮世絵コレクター物語としてはそれなりに興味深いところもあるが