masaka
板橋区立美術館「エド・イン・ブラック」展に行ってきた。墨江武禅《月下山水図》、与謝蕪村《闇夜漁舟図》、鈴木其一《暁桜夜桜図》などの夜と闇の表現、伊藤若冲《乗興舟》ほかの拓版画、酒井抱一《松風村雨図》などの紅嫌いといった黒を打ち出す江戸絵画を集めた。そういう視点で見るとなるほどと思うが逆に住吉如慶《源氏物語画帖》のように昼と変わらぬ風景に月を加えて夜を表わしているものも展示されタイトルとはずれるがなかなか興味深い。狩野了承《秋草図屏風》を暗い部屋に置いて光量やゆらぎを調整できる照明で浮かび上がらせるという試みも面白かった
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