masaka
佐藤卓己「あいまいさに耐える」を読んだ。ずっと主張している輿論(public opinion)と世論(popular sentiments=せろん)の区別にこだわりながら、そもそも正しい情報などなく、それを見極める吟味思考(critical thinking)を誰もができるわけではないのだから、後者を耐性思考と捉え直し曖昧な情報を“あいまいなまま留め置き、その不確実性に耐える”ネガティブ・リテラシーが必要と説く。2009年の政権交代選挙前後からロシアのウクライナ侵攻までに書いた時評を集めて編集したものだが、古びることなく各所で膝を打つ
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