masaka
筒井功「日下を、なぜクサカと読むのか」を読んだ。クサ、カサ、コサのつく地名は日が当たらない場所であること、トウゲ、トリは境目に当たることなどを各地を歩き回って確かめ地元の古老に話を聞くというフィールドワークで、古代に用いられていたであろう言葉の意味を推測し、(後世に作られた)説話的語源説ではない地名の由来を見出していく。面白いとは思うが、十数か所に共通点があることをもって他の史料的裏付けなくこうに違いないと結論づけるのはどうなのかなとも感じる。柳田国男を盛んに参照していて、方法論としては同じなのかもしれないが
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