masaka
新国美「遠距離現在」展に行ってきた。炎を巡る井田大介、監視カメラの映像をつなぎ合わせる徐冰、ファッションをテーマに格差を描くヒト・シュタイエル、海辺と穴の物語のような地主麻衣子、配線作業を捉えるチャ・ジェミン、それぞれ問題意識を持った映像作品で訴える。ただヒトは47分上、徐冰は80分と長いので部分的にしか見られず断片的にしか理解できない。地主のも長く語り/対話が中心だが「波が聞こえる」ということばに何となく惹かれて大半を観た。トレヴァー・パグレンは海底ケーブル上陸とAI自動生成の画像、エヴァン・ロスはPCのキャッシュ画像による部屋いっぱいのコラージュ。ティナ・エングホフは福祉国家の孤独死を表現するが見るのが辛い。木浦奈津子が唯一油彩で風景の細部を捨象した抽象化が展示中少しほっとする空間
載入新的回覆