
masaka
都響985定期を東京文化会館で。オスモ・ヴァンスカ指揮でシベリウスの5~7番を一気にというのだから期待が高まらないわけがなく、そしてそれを裏切らない演奏。3階L1はやや管が通らない感じはあるが弦は饒舌に鳴り低音も十分。今日は最前列で前に邪魔がないのも嬉しい。5番冒頭でしびれベースが主題を全力で奏でるともう目頭が熱くなりそう(2楽章Gの前あたりでベースdivの上が指板を叩くような奏法だったのは何なんだろう?)。シンコペーションの妙味も的確。7番は少々バランスに戸惑うところもあったが最後にベースがこれまた全力でCを(下げたな?)突き出すと泣ける。秋らしい良い演奏会だった