masaka
森岡正博「生きることの意味を問う哲学」を読んだ。戸谷洋志、小松原織香、山口尚、永井玲衣との対談集でそれぞれ反出生主義、被害者と加害者、大森哲学と未来の哲学、哲学対話という形の哲学をテーマにそれぞれ解説を加え、全体の最後に著者にとっての哲学というエッセイ。短い入門編的対話ながら切り口はそれぞれ興味深く、踏み込んで考えてみたいと思わせる。西洋の大哲学者の思想を研究するのではなく自分のテーマを自分の言葉で形にする大森荘蔵に共鳴しその哲学から発展させたアニメイテド・ペルソナとか、無痛文明論とかあるいは山口のいうJ哲学とか
載入新的回覆