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https://imgs.plurk.com/QBl/qeP/VkUVOit9BKij4wQ7deNxc0RlO2v_lg.jpg 《地下出版的媒體史:情色獵奇、珍書屋、教養主義》
"近代日本的出版文化,往往是從由岩波書店與講談社所代表的所謂「知識份子/大眾」的對比結構、時而從教養主義的觀點被討論。但是在閱讀大眾化的時代,還存在著無法被這種結構所容納的非正統「知性」地下出版空間。
本書關注過去以來一直不受重視的非正式發行軟派出版(以性風俗、獵奇、犯罪為題材的刊物)與其出版商,從它們與教養主義話語空間的關係性質重新審視,為地下出版界做出媒體歷史的體系化。
追溯「好色出版帝王」梅原北明、「書痴」齋藤昌三、「軟派出版界元老」伊藤竹醉、「毒舌和尚」今東光等諸多出版人足跡,闡明關聯著同時代社會運動與藝術運動擴散的「知識網絡」。"
慶應義塾大学出版会 | 地下出版のメディア史 | 大尾侑子
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目次
序章 教養主義の「裏通り」
 1 知的上昇と、「エロ・グロ」の交差点
 2 先行研究と本書の立場
 3 用語の定義──「地下出版界」を捉えるためのキーワード
 4 分析方法
 5 本書の構成
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第一部 地下出版界の前史

第一章  〈社会運動〉としての自費出版同盟――毒舌和尚・今東光と雑誌『文党』の挑戦
 1 軟派出版前史──『文党』の創刊
 2 文壇のオルタナティヴを目指す
 3 街頭でのパフォーマンスと超党派性
 4 「自費出版同盟」構想の内実
 5 構想の失敗と、軟派出版への新たな兆し

第二章 文藝市場社の「誕生」――烏山朝夢から梅原北明へ
 1 梅原北明という演出者
 2 「赤色」と「桃色」を往還する 
 3 朝香屋書店から文藝市場社へ
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第三章  「直筆原稿」のメディア論――文藝市場社の設立と直筆原稿叩き売り
 1 梅原北明と雑誌『文藝市場』の誕生
 2 雑誌『文藝市場』の創刊
 3 〈破棄される原稿〉への想像力
 4 アヴァンギャルド芸術と労働争議のなかで
 5 軟派出版界への足掛かり
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第二部 地下出版界の成立過程

第四章 〈変態〉な教養/教養としての〈変態〉――逆立ちした教養主義
 1 〈変態〉という新規財貨
 2 カタログ化される〈変態〉
 3 「趣味的研究」の系譜と趣味家のエートス
 4 逆立ちした教養主義
 5 水平的な連帯の愉しさ──「珍妙変態行楽」の開催
 6 「反─教化メディア」の教養観
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第五章 愛書趣味とオブジェとしての書物――軟派出版界と限定本の快楽
 1 愛書趣味の涵養
 2 伊藤竹酔と軟派出版界
 3 円本と大衆的教養の時代
 4 艶本叢書の登場と予約全集/円本との差異化
 5 「あるべき書物像」の体現
 6 パラテクストを通じた愛書趣味の涵養
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第六章 〈談奇〉の表象と東アジア――理想郷イメージとしての上海
 1 東アジアに向かう視線
 2 「上海」へのまなざし
 3 「国際的な一歩」としての上海移転
 4 〈談奇〉のネットワークと「近代」への応答
 5 「東アジア」に広がる地下出版界
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第三部 地下出版界の成熟と瓦解

第七章 「地下出版」の最期――大衆化するエロ・グロ・ナンセンスと珍書屋の受難
 1 広がりゆく「エロ・グロ・ナンセンス」
 2 軟派出版界に吹く“受難の嵐”
 3 軟派出版界による「通俗エロ出版」批判
 4 軟派出版史の構築と「正統」化の実践
 5 地下出版界の成熟と「場」の瓦解
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第八章 「裏道の文化」と教養の行方――戦後に残された軟派出版界の残滓
 1 戦時下の「梅原北明」を辿る
 2 カストリ雑誌に現れた「斯界の権威」
 3 〈アブノーマルの共同体〉へ
 4 一九六〇~一九七〇年代、「アングラ」文化に見る足跡

終章 「撹乱」する思想としての地下出版
 1 メディア文化圏としての「高級エロ」出版
 2 軟派出版史を描き出す──メディア史研究への視座
 3 「趣味的研究」のネットワーク──社会学領野への視座
 4 本書の可能性と限界──地下出版界は、「知的共同体」たりえたか?
 5 「教養主義の“裏通り”」の隘路、受け継がれる「好色の魂」
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