esther俺のいない日本でな
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quote:そもそも,共産党内部では,2016年の国民党の大敗後,「国民党はあてにならない」という議論が出始め,共産党が「自分でやるしかない」という議論が広がっていた。それゆえ,2019年の習近平の台湾向け重要演説では国民党への配慮をいっさいしなかったのである。中国共産党は,国民党の復活に幻想を抱かず,「利用できるところは利用していく」という共産党のリアリズムで臨んでくるのではないか?
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朱立倫ら,李登輝以後の国民党主流の戦略観は,米中の間をうまく泳いで台湾の利益を最大化しようというものだ。しかし,米中対立の激化でその戦略は破綻した。この戦略観では米から不信感を持たれるようになり,2016年も20年もアメリカは陰に陽に蔡英文を支持した。
江啓臣主席時代には,米国産豚肉の輸入解禁に反対する大キャンペーンを行ない,米AIT(=国務省)を怒らせた。朱立倫は「親米派」とされているが,蔡政権に対抗する必要から米国産豚肉への反対運動を続けるしかないであろう。この1点を見ても,台湾の方向の議論において国民党が巻き返すのは難しい。
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しかし,来年の地方選挙においては,国民党は善戦の可能性が十分ある。それは,国民党の現職県市長の地方行政の実績がある程度評価され満意度が比較的安定しているという理由もあるし,台湾の有権者が,生活や経済に密接する地方選挙と「台湾のあり方」を決める総統選挙とを分けて考える傾向が見えるという理由もある。
朱立倫主席としては,年末の公民投票で反米国産豚肉運動を盛り上げ,来年の地方選挙で勝利をおさめ,2024年総統選挙につなげていくという展望であろう。台湾の民主主義は非常に活発で,政権与党批判は支持を得やすい。国民党がかなりガタガタしているにもかかわらず,蔡政権もこの先厳しい政局に追い込まれていきそうだ。
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