浦木裕
3983
「山(やま)も近(ちか)きを」,「を」表逆接,山蓋指越國之二上山。
「月立(つきた)つ迄(まで)に」,月立本指新月升起,此云曆月之更新。
浦木裕
3984
「花橘(はなたちばな)を 乏(とも)しみし」,左注有「希有橙橘也」云云。
「風土」,風俗、土地。北陸當時少種橘樹。
浦木裕
3985
「い行巡(ゆきめぐ)れる」,迴流山麓之間,「い」為接頭語。
「神(かむ)からや」,與「神(かむ)ながら」通。神聖之本性。
「爾許(そこば)」,如此程度。
「山(やま)からや」,山之本性。
「見(み)が欲(ほ)しからむ」,樂見。
「皇神(すめかみ)の」,國土之守護神,此乃尊崇二上山神而言。
「裾迴山(すそみのやま)の」,二上山山麓之小山,蓋在二上山麓觀望迎面有磯海之山而言。
「皇神(すめかみ)の」以下,至於「滿來(みちく)る潮(しほ)の」,乃「彌增(いやま)しに」之序。
「今現(いまのをつつ)に」,「現(をつつ)」蓋為「現(うつつ)」之轉。
「懸(か)けて偲(しの)はめ」,「懸(か)け」乃揚言之意。無人不讚嘆。
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