唯🌸夢キャスおかえり
唯🌸夢キャスおかえり
『どうかお願い。』
唯🌸夢キャスおかえり
そんなにデビューしたかったのか。
唯🌸夢キャスおかえり
『忘れられない思い出を、僕にください。』
唯🌸夢キャスおかえり
口調を変えて、曲も捨てて、自分じゃない誰かを演じて。
唯🌸夢キャスおかえり
『この夏が終わってしまう前に』
唯🌸夢キャスおかえり
これは本当に、お前が望む声の形なのか。
唯🌸夢キャスおかえり
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唯🌸夢キャスおかえり
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唯🌸夢キャスおかえり
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唯🌸夢キャスおかえり
白昼夢
唯🌸夢キャスおかえり
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唯🌸夢キャスおかえり
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唯🌸夢キャスおかえり
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唯🌸夢キャスおかえり
「うたさん。そろそろ出番です。」
「はーい!」明るい声を出して、楽屋のドア前で一度大きな深呼吸をする。
部屋の隅に置かれている鏡に目をやり、自分の身なりを確認する。
唯🌸夢キャスおかえり
夏に相応しいセーラー服に際どい短パン。ふわふわにセットされた髪にキラキラの貝の髪飾り。まるで人魚姫だ。手に持つマイクを握り締めながらふと考える。このマイクで胸に刺されば、今までのこともうたかたに溶けて消えるのかな。
唯🌸夢キャスおかえり
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唯🌸夢キャスおかえり
「うたさん、ではお願いします。」
スタッフの指示に頷き、幻想的な光を放つステージへと上っていく。
唯🌸夢キャスおかえり
「みんな!今日は会いに来てくれてありがとう!うたもすっごく嬉しいよ!」
両手でマイクを持ち、首も可愛らしく傾げて見せる。
「今日はみんなに、一夜限りの魔法をかけてあげるね。僕と一緒に、恋のsweet landへ、ラブの逃避行をしましょう!」
全ての観客の心を撃ち抜くように親指と人差し指を立てて、バン!と鉄砲を撃つようなポーズをする。
「それでは聞いてね!ウキウキ☆サマーナイト!」
イントロが聞こえてきて、まるでロボットのように、喉から甘ったるい声が自動的に再生され、言い慣れたセリフを並べる。
唯🌸夢キャスおかえり
照明でぼんやりとなった視線の片隅に、真っ黒な姿を捕らえたような気がした。その穏やかな歌声に乗せて、自分の声がより伸びて、空の向こうまで伝わったように聞こえた。安っぽい電子音が綺麗なピアノに変わり、軽薄なセーラー服に純白な翼が生えて、刺繍が絵を描くようにギリギリ見えない腰を包んでいく。
唯🌸夢キャスおかえり
夢見た衣装を纏いはじめたオレは隣に振り向くと、どこか懐かしい優しい笑顔がオレに向かって、ゆっくりと口を開いた。が、その言葉は耳に届く前に、観客の騒ぎ声にかき消された。オレははっと我に返る。どうやら歌いだすタイミングを逃したらしい。
唯🌸夢キャスおかえり
「ごめんね。みんなが僕にくれた熱さがすごくて、ちょっと飛んじゃった~。もう一度、うたにチャンスをくださいね?」
唯🌸夢キャスおかえり
またイントロが流れ始めた。オレは今日も、アイツの隣で自分の歌を歌う白昼夢を、電子音とセーラー服に包まれながら見ている。
唯🌸夢キャスおかえり
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唯🌸夢キャスおかえり
「うたはみんながすぐ見つけられるように、一番星になりたいの!だめかな?やった!じゃみんなは僕を一番星にしてくれる?ありがとう!」
唯🌸夢キャスおかえり
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唯🌸夢キャスおかえり
夜空を見上げても、オレという星はきっともう、どこにもいない。
唯🌸夢キャスおかえり
――The End.
唯🌸夢キャスおかえり
雖然很喜歡消費ウキサマ
但想到那個世界線的雅樂是抱著怎麼樣的心情在唱歌就覺得忍不住
唯🌸夢キャスおかえり
ウキサマ的雅樂真的怎麼看都是暗墮ㄉ雅樂真是對不起……
有的時候還是沒有壓力ㄉ作為一個分身出來當雅樂和弦心的愛神邱比特就好
唯🌸夢キャスおかえり
@YUI850122 - 【Readyyy!】 在那之後雅樂不理弦心整整一天 (理不盡
順道一提服裝是以之前畫ㄉ這套為基底去想像ㄉ……
唯🌸夢キャスおかえり
那個時候的我還沒想到以後居然有機會可以聽到真正的ウキウキ☆サマーナイトㄋ
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