貴貴🐻火齣紫擠
おはようございます。ITです。
昨日のシャケトラ安楽死のニュース対して、SNS上で批判的なコメントされてる方が多々いらっしゃるのでとても残念な気持ちです。残念というか、憤りを覚えるというか…

關於昨天シャケトラ被安樂死的新聞,對這件事在網路上發出了批判的留言的人非常的多,讓我感到非常的遺憾。不過真要說是遺憾,還是憤怒呢...

批判的なコメントされてる方の多くは 『簡単に殺して…』
『骨折だけで殺すとか…』
『馬じゃなくて人間だったら殺さないのに…』
『金のために走らされて使えなくなったら殺すとか…』 などなど酷い言葉ばかりで。

這些批判的言論很多都是「這麼簡單就殺了」
「只是骨折就要殺掉嗎」「明明不是馬而是人的話就不會殺掉的吧」
「為了幫人賺錢而跑 不能賺了就殺掉」等等
都是一些非常重的話
貴貴🐻火齣紫擠
こういう方々は、何故動物の立場には容易に立てるのに、その馬に関わる『人』の立場には立てないのでしょうか…
同じ人間の気持ちになる方がよっぽど簡単だと思うのですが…

這樣說的人們,為什麼可以這麼簡單的站在動物的視角,但就無法站在那些跟馬有關的『人』的方面想一下呢。
明明同樣都身為人類的心情,應該是更好理解的不是嗎...
貴貴🐻火齣紫擠
批判している貴方は動物、好きですよね?
批評的人,你們喜歡動物吧?

馬に関わる人だってみんなそうです。
馬が大好きなんですよ?
與馬有關連的人們大家也一樣喔。
大家也是最喜歡馬了喔?
貴貴🐻火齣紫擠
貴方より馬の世話をしていますし
貴方より馬への知識もありますし
貴方より馬が好きな自信も自負もありますし
貴方より馬のことを毎日考えているのです

比起你們更常照顧馬
比起你們對馬的知識更詳細
比起你們對馬的愛也絕對有更深的自信
比起你們大家無時無刻都在想著馬喔

そんな方達が、もう『安楽死するしかない…』って、’苦渋の決断で’安楽死の処置をしているのです。

就是這樣的一群人們也,「只能安樂死了吧...」這樣想著﹑而下了這樣"苦澀的決定"才實施的安樂死。
貴貴🐻火齣紫擠
どうしてそれがわからないのでしょう…
想像もしないのでしょうか…
為什麼都不能理解呢...
是無法想像吧...

私には批判している人達の方がよっぽど酷い人間に思えますよ。
我覺得批評的這些人還更過分呢。
貴貴🐻火齣紫擠
飼っていたペットが死んでしまった友人がいるとして、貴方は 『なんでもっとちゃんと世話してやらなかったんだ』
『自分の身勝手で飼ったのに死なすなんて…』 などの酷い言葉をかけるのですか?

對於寵物過世的朋友,你們能夠講出
「為什麼不要更加完善的照顧牠呢」
「明明是自己自私要養的怎麼還讓牠死掉呢」
這麼過分的話嗎?
貴貴🐻火齣紫擠
貴方が批判しているその言葉は、それと同等ですよ。 …すみません、どうしても自分の心の中だけに留めておけなかったので書かせていただきました。

你們的那些批評,就跟這些差不多喔。
...抱歉,無論如何這些話都憋不住只好講了出來。
貴貴🐻火齣紫擠
そしてここからが本題で、では何故骨折で安楽死しなければならないのか、です。

那麼就回到正題,那麼為什麼只要馬骨折了就只能安樂死了呢?

理由は、簡単にいうと
『馬は歩けないと生きていけない』
からです。

理由,簡單說的話
因為『馬只要不能走就無法活下去了』
貴貴🐻火齣紫擠
馬は身体がとても大きい動物です。それ故に、心臓の働きだけでは全身の血流が上手くいきません。

馬是體型非常巨大的動物。因為如此,只憑心臟的跳動很難把血液送到全身去。

その助けをしているのが、脚なのです。馬の蹄は裏面が柔らかくなっており、着地するときに広がり、地面を離れるときに収縮する、この作用を繰り返すことでポンプのような役割をしており、この作用により、古い血液を心臓に戻しています。これを『蹄機作用』と言います。

能幫忙這一點的,就是腳了。馬的蹄的後方有個柔軟的部分。這部分只要著地就會擴張,離開地面就會縮回去。重複這一動作的話就像是變成幫浦一樣,因為這個作用,能把四肢的舊血液送回心臟去。
這個作用就叫做『蹄機作用』
貴貴🐻火齣紫擠
蹄機作用が正常に働かなくなるとどうなるか、勘の良い方ならわかると思いますが、古い血液が徐々に脚に滞るようになってきます。

蹄機作用無法正常運作的話會怎樣呢,我想應該很好理解,就是舊血會慢慢的堆積在腳部了。

自分の指に輪ゴムを巻いておくと徐々に指先が鬱血して青くなってきますよね?あの状態が馬の脚で起こるようになってきます。当然、骨折とは別の症状が出てきます。

把手指用橡皮筋綁住的話會慢慢淤血變色對吧,那就跟馬的腳發生的事一樣,當然,就會引發跟骨折不同的症狀出現了。

そして当然それは痛みを伴うものになってきます。

然後當然痛苦也會伴隨而來。
貴貴🐻火齣紫擠
結果、馬にとって痛い箇所が増えるだけ。そのまま悶え続け、餌も食べられなくなり、動く気力もなくなり、ただただ苦しみ続けて最期を迎えることになります。

結果,對馬來說就是增加越來越多傷痛。就這樣越來越痛苦,飯也吃不下,連動的力氣也沒了,就只是一直增加痛苦下迎接最後的結局霸了。
貴貴🐻火齣紫擠
では、馬を寝かせておいたら?
これもダメです。下になっている部分が自身の体重に耐えられず壊死してきてしまいます。馬は寝たまま寝返りをうつことが困難(できる子もいますが)なので、一旦立ち上がって反対側を下にする必要があります。故に、骨折している脚では上手く立ち上がることが出来ない為、寝かせておくこともできないのです

那麼,讓馬躺下來的話呢?
那也是不行的。被壓在底下的部分會因為撐不住體重而開始壞死。因為馬躺下來的話要翻身的話也是困難的(也有辦不到的),因此要再站起來才能翻到另一邊。因此,骨折了沒辦法站立的狀況下,也是不能讓馬躺下來的。
貴貴🐻火齣紫擠
もし人間なら、言葉が通じますので『安静にしていてください』
の一言でいくらでも治療が進みます。

如果是人的話,因為語言能通。
只要說句「請好好靜養」
治療上總是能想辦法的。

犬や猫は言葉は通じませんが、身体が軽い為、こちらもいくらでも治療のしようがあります

雖然貓狗也無法溝通,但體重很輕的關係,
也是總能想辦法做治療的。

でも、馬はそうはいかないのです。

但是,馬就不是這樣了。
貴貴🐻火齣紫擠
蹄機作用があることを、馬自身は知りませんし、伝える術もありません。
痛いから動かない、もしくは痛いから暴れる、しかできないのです。
そしてその先に待つのは症状の悪化しかありません。『現状維持』すらできないのです。確実に、『悪化』の道しかありません。

關於蹄機作用,馬自己也是不知道的,也沒有辦法能教牠。
因為太痛所以動不了、因為太痛只能大鬧一番,就只能做到這些了。
然後在那之後等著的也只有症狀的惡化。
就連『維持現狀』都是不可能的。
百分之百,只有繼續『惡化』下去了。
貴貴🐻火齣紫擠
自力で脚を着ける程度の骨折であれば、治療を選択するはずです。事実、今回安楽死の処置をされたシャケトラは、骨折から復帰していますから。

如果是自己還能站立程度的骨折的話,還是能夠有治療的選擇的。實際上,這次被安樂死的シャケトラ也是才從骨折痊癒回來的。

今回は、そうではなかった、ということです。

這次,就沒辦法了。
貴貴🐻火齣紫擠
随分長くなってしまいましたが、これが、馬が骨折したときに安楽死の処置をされる理由です。

雖然變得有點長,不過這就是,馬骨折了的話就要安樂死的理由了。
貴貴🐻火齣紫擠
どうか知識として知っておいてください。
そしてどうか、馬屋で働く人達の気持ちを軽視するような発言はしないでください。

希望大家也能當成知識學下來。然後,希望大家發言也不要輕視了在馬廄工作的人們的心情。

誰よりも、 『安楽死なんてさせたくない、助けてやりたい』
って思っているのに、それが出来ないことを知っているし、受け入れなければならないのですから

他們也是比任何人都「希望能夠不要安樂死,希望能救救牠」還這麼想著的。然後深知那是做不到的,只能去想辦法接受這個決定的。

どうか、よろしくお願い致します
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