Ahliceiace❖梅
森を通り過ぎた風、向けられた刃の先
歪に悲しく笑うかつての貴女(あなた)
Ahliceiace❖梅
叫んだ声と涙に似てた、届かない想いはこの手から消え
閃を描く弧は命を掛けた貴女が望んだ結末?
終わらない御伽と、寂れた世界は
まるで総譜が記す未来のように
深い闇に溶けてしまう狭間で
Ahliceiace❖梅
詠おう、もう一度
幾重の音は誰かのココロを、きっと救えたのだから
悪夢がその声を貫く前に
変わり果てた私をどうか、許してくれ
零れ落ちた私の手に残るのは
共に生きたという過去
朧げに思い出した歌と
世界を変えようとしたその声
Ahliceiace❖梅
人になろうとした想い
人を越えようとした報いは
繋ぎ目だらけの音で彩られてく
Ahliceiace❖梅
初めて紡いだ不安定すぎた音でも愛したいと思ってた
揺蕩う意識触れた気がした、まるで母のような欠片
溺れゆく最中、離した両手は
まるでウィザリアの悪夢のように
続きを書くことを忘れていった
Ahliceiace❖梅
「詠おう、何度でも」
そう願う声は、耳を塞ぎ続けた私への咎に
貴女が振り下ろす哀しい歌で
もし続きを書くことが許されるなら
泣くことなど出来ない貴女と共に
誰かを救えるなら
御伽のような深い闇の中
離した手にもう一度だけ
Ahliceiace❖梅
詠おう、もう一度
幾重の音は誰かのココロをきっと救えたのだから
悪夢がその声を貫く前に
変わり果てた私をどうか、許してくれ
零れ落ちた私の手に残るのは
共に生きたという過去
朧げに思い出した歌と
世界を変えようとしたその声
Ahliceiace❖梅
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