尋貓的貓樹
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尋貓的貓樹
五に振られる夏。友達としか見れないって言われる。あんなにくっついてあんなにスキスキ言ってあんなに私のことを好きだってオーラを出してたのに。考えが固い五ジョウ家で育てられた為、子を成す事が前提で恋愛もするべきと考えている。いくら夏の事を好ましく思っていても男なので
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恋愛対象として見れない五。月1で実家に行って婚約者候補に会いに行ってるけど、行く度に「イ桀と一緒にいた方が楽しい」と言うので少なからず自分は好かれていると思っていた。「……うん、わかった。言ってみただけだから気にしないで」「……すぐる、オレたちって明日からもいつも通りだよな…?」
尋貓的貓樹
「……もちろん、いつも通りの親友さ……キミが嫌じゃなければね」「ヤじゃない、オレはずっと、オマエと親友が良い」
「うん……おやすみ、さとる」
一生友達止まり宣言されちゃって初恋をバキバキにされたけど、男に好かれて迷惑だろうに友達でいてくれるなんて優しいなぁと、自分の恋心に蓋をして
尋貓的貓樹
明日からは努めて五の親友でいようと決意する夏。一方その頃五は夏が自分の事を好きなのか、と意識してしまい夏とえっちな事をする夢を見てしまい、あまつさえそれで勃ってしまった。夏の顔が直視出来なくて辿々しい態度をとってしまい、それに夏が気付かない訳がなく、それとなく夏も距離を取って
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しまう。やはり自分の事を気持ち悪く思ってしまったのだろうか。それならば近くにいることは諦めよう、と京都校への転校を決め、五に告げないまま事を進めた。転校直前に五にばれて説明しろ、と言われ態々言わせるなよ、と半ばキレながら「……キミが私を嫌になったんだろう」と吐き捨てた。
尋貓的貓樹
「別に避けたいならそうすれば良い。気持ちを伝えた私が悪かったし、男に好かれてさぞ嫌だっただろう……なら、私はキミの前から立ち去るのが最善だと……」
「っ、それは」
「別に友達やめるとか、一生会えないとかそういうんじゃないから」
だから今は行かせてくれないか。
尋貓的貓樹
「で、そのまま10年徐々に気付いた恋心を伝えられないまま夏シ由はそのまま京都校で先生やって、五ジョウはこっちで先生やって、もじもじうじうじやってるわけだ」
「辛辣すぎない?事実だけどさ~」
「……夏シ由、お見合いの話あがってるらしいよ」
「……」
尋貓的貓樹
「カード置いてってくれれば勝手に払って勝手に帰るから」
「……ありがと、ショウコ」

「……まぁ、全部断ってるみたいだけど」
ハピエン保証五夏。読みたい。
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尋貓的貓樹
五があの雑踏の中で「置いていくなよ」と夏に叫んだら、夏は五を誘ったか考えると、夏は親友を道連れにしなかった気がする。変化を気づけなかったと、五は悔やみ続けたけど、気づかれないように見せていた夏が見事だったんだと思う。それは夏の優しさだったのかもしれない…と夏のこと考えてる
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