その実践といえるのが、三宅自らリサーチとオファーを行った「THE iDOL」参加アーティストたちの人選だ。「iDOLING」を手掛けたMicroや「Ready To Dance」を提供したSIRUPなど、「新しい人たちとコラボレーションすることで、自分のまだ見ぬ一面を引き出してもらえるのではないか」と次世代の才能に積極的に声をかけた。その一例が、「BOY」を制作したiori takamura。三宅が行きつけのカフェでDJの知人と会話していた際に存在を知り、音楽性にほれ込んで自らコンタクトを取ったのだという。
6月5日にニューアルバム「THE iDOL」をリリースした三宅健。グループの解散後、自身のアイドルとしての活動に悩んだという三宅がたどり着いた“アイドル論”とは?
さあ、踊る準備はできてる? 「Ready To Dance」の中で、三宅は「塗り替えてこう これから何度でも」「これからも声合わせて歌おう 『今』を記して君と」と呼びかける。差し出された手を取り、共に揺らしていこうではないか。凝り固まった心を、億劫がる身体を、未知なる喜びが待つ“この先”に向けて。