群馬県立近代美術館「水野暁 視覚の層|絵画の層」に行ってきた。高解像度のリアルな筆致で生物から風景までを描く。《Rebirth 果樹について》は美しくも怪しく《榛名湖》は素晴らしい波紋だが未完成だそうだ。コレクション展は幅広いが「現代」は李禹煥《風より》モーリス・ルイス《ダレット・サフ》ほか秀作揃い、「近代II」は特集の〈馬のかたち〉が鶴岡政男ほかなかなか面白く。あとなぜか南城一夫《仔山羊のくる部屋》に惹かれた。さらに「響きあう絵画」は宮城県美術館コレクションの移動展で後半の具体関連作品が充実していて眼福。瑛九《影》と菅野聖子《アルファからオメガまでII》など。新幹線使っても2時間半ほどかかるので大遠足だが楽しかった