ベリオの「フォーク・ソング」を、イグナツィ・ザレフスキ+アレクサンドラ・ワスカ+ショパン大学モダン・アンサンブルの演奏で。イタリアをはじめアルメニア、フランスなどの民謡(旋法が雅)に繊細な(時々微分音が混じるような)彩りを施した11曲。ジャネタ・リジェフスカの「吐き捨てろ」はFl+Cl+Vn+Va+Vcがグリッサンドでくねくね動きながら倍音奏法や特殊奏法で奇妙な織物を作る。クシシュトフ・キツィオル「崩壊」は打楽器協奏曲的に繰り出される音響でちょっと安っぽい。マルツィン・ヤヒム「マアトの羽根」も派手な打の隙間から祭儀的な音が覗く。パヴェウ・ウカシェフスキ「ディヴェルティメント」は大振りでホモフォニックな3章。U. Muz. F. Chopina 5906671058362 #nml