聿櫻*時間差で孫六ラヴ
[PM腐][DNKB+MSHP]
來不及寫完的情人節賀文,放上來供養
去蕪存菁(?)我寫完了,耶!(白色)情人節快樂!
本命チョコください!
掰噗~
情人節是商人的陰謀(p-angry)
聿櫻*時間差で孫六ラヴ
本篇冠軍戰之後~去修行之間的故事。(大概)
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「本命チョコをください!」
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今年もこの甘い空気が漂う季節はやってくる。
昨年からブラックナイトやら、11年ぶりにチャンピオン世代交代やら、おまけにその元チャンプさん本人のリーグ委員会長の就任やら、ビッグニュースだらけの一年だったけど、こちらナックルシティでは破壊された施設をある程度まで回復し、なんとか毎年恒例の年末イベントを無事開催された。
いやはや、もはやプライドのための合戦だった。
不可抗力とはいえ、ナックルシティでの伝統はオレさまがジムリーダーを任された期間で中止などあってはならないことだ。
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そんなわけで年末からとしを超え、今年の2月初めに入るとやっと一息をついたところこの甘ったるい雰囲気に時間の早さに気づかされたハメになる。
そしていままで多忙なオレさまに礼儀正しくアポを取り、わざわざナックルスタジアムまで訪ねた相手に当然無下にできるはずがないのだ。
「んでこの世が終わるみたいひでぇ顔をしているマサルは一体何を相談するのかい?オレさまでよければ力になるよ。」
そう、何も隠すことはなくその新しく王冠を戴く新生代のチャンピオンこと、マサルは先ほどオレが比喩するような表情で接客用のソファーに座りオレさまが入れた紅茶を飲み、かれこれ十分を経っても話を始める気配はない。
まあ、ポケモンやポケモンバトルに一筋なマサルをここまで悩まされた原因はなんとなく察しがつく。
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頭の中に目当ての物の居場所を思い巡らせ、ごく自然に立ち上がってあれを手に入れた。
「ちょうどいい、スポンサーさんからのお菓子があるぜ。マサル甘いものは大丈夫?これはチョコレート味の——「チョコはダメ!」
おもしろ可笑しく顔が真っ赤になってマサルは大声でキバナの言葉を遮った。いや、これは傑作だ。カマをかけたのはオレさまなんだが、これほど見事に自ら罠に飛び込む奴はなかなか面白い。
クククと思わず笑いを零したキバナを見て自分の失態を気付いたマサルはあわあわと手を振り「違います!違うんのです!」と慌てぶり。
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さすがにいじめすぎたか、少々反省しますぅ!と心の中に謝りながら、こっそりロトムに撮影の指示を入れた。
「もう〜揶揄わないでくださいよぉ〜僕はほんとうに、本〜当に悩んでいますから!助けてくださいよ!キバナさま!」
「おっ、おう!」
安受けではなく本気にマサルの悩みを解消するという意気込みにオレさまはこの子が職務室に通してからずっと気になることを口にした。
「それはマサルが全身チョコレートの匂いを纏っていると関係あるんの?」
「!!!!」
あ〜あ、急所を当たったみたいだ。
オレに言われる前にその匂いを気付かないくらい嗅いだせいかな、マサルはでんこうせっかのように着ているライダースジャケットを脱ぎ捨てた。
しかも涙目で。
これはかなりの重症だな。
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##
そんなやりとりから約半時間、マサルくんのたどたどしい説明から要するに、「バレンタインデーは本命からのチョコ以外を受け取りたくないから、チョコを断る方法を教えてくれということって会ってる?」
ジャケットを脱いでパーカー姿のマサルはコクコクと頭を振る。
「ちなみに体中甘〜い匂いを纏っているのはここに来る前にその本命さんの実家で一緒にチョコを試作しているからってこれ惚気じゃない?」
今度はぶるぶると左右に振った。忙しい奴だな。
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「ホップは多分、いやぜったい深い意味はないと思います。」
「あ〜確かに。あの子はある意味ではお兄ちゃんとお揃いだな。兄弟なんだし。」
「それはいい。友チョコでも義理チョコでもこの際は気にしてません。ただ、彼から以外のチョコレートはどうしても受け取ることができません。これは意地というか僕なりのケジメです。」
おお言い切った!
先取り乱した様子と打って変わって、マサルの目差しは彼の本気さをびしばしと感じ取る。
彼はオレさまのとこに来る理由もはっきり分かった以上、こっちはその相応の回答を与えなくては!
と、その前に。
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「でもマサルくんはあっさりと相手のことを明かすの、キバナ驚いたぜ!」
そう。時々マサルの態度から友人以上の熱意を感じたことがあるから、想定内といえばそうなのだが、こうもあっさりカミングアウトアウトするもんなのか?
「いや、あの…だってキバナさまはトップのジムリーダーで有名人ですし、ダンデさんと付き合ってま「あ——あ——待って!分かった、オレさまが悪い。ごめんなさい。もうやめて!」
「ええ、大丈夫です。でもそれは事実ですよね?」
「……事実だ。」
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鏡を見なくてもわかるくらいキバナは自分の顔がカジッチュのように赤く染めていることを承知している。ダンデとは10年ほど切っても切れない縁があって、時にバトルコート上互いに容赦なく殺し合う好敵手、時には同じテントでぎゅうぎゅうに身を寄せ夜明けまで他愛のない話を延々にする大親友で、そしてある時を境に堂々と自宅用のキーホルダーに相手の家のスペアキーをつけられる恋人同士である。
公表していないけれど、各ジムリーダーやリーグ委員会の中ダンデの部下たちなどはこのことを承知していて、まあ公認の秘密ってやつかな?
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「でもその事実を口にするたびに慌てるキバナさんはとてもいじらしくて可愛かったとダンデさんが……「はいはいはい、分かった。バレンタインチョコの相談だね?実は、マサルはそこまで心配することはねえと思うよ。貰いたくないなら貰わなくていい。」
全く、油断も隙も与えではいけない子供ね。
「えっ、そんなのアリですか?」
「これがありですよ。いわゆる『ダンデルール』ってやつがあるんでね。待ってマサルは知らないの?」
これもまた見事にはてなマークを頭の上に浮かべながら否定ように大きく頭を振った。
「知りませんけど、その、ダンデルール?ってなに?」
「ああ、そっか。五年前のことだからマサルは知らないんだ。」
「うん、だってまだ5歳だもんね。」
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「じゃ簡単に説明しまうわ。ダンデルールという名の通りダンデに起因するルールであって、その内容はなんと!バレンタインデーの贈り物は全てリーグ経由と規定されること、そしてプレゼント自体の内容も受取側、つまりダンデの意志で決めること、だ。ちなみに、ダンデ本人だけでなく各ジムリーダーもそのルールに準じることができるぜ。」
「へぇ?つ、つまりチョコを受け取りませんって言えば……」
「うん、ファンがチョコを送ってもリーグスタッフの階段でそれを止めてくれるってこと。実に言うと、ルールが適用されたここ数年ダンデがOKを出すものはカードと木の実だけだよ。」
「えええ?マジですか?」
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毅力用盡...沒了,姑且腦袋是有想好到收尾的劇情...但是查單字好累(欸你
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「それが大マジだよ。まあ、ジムリーダーたちは同じルールが適用されるって言ってもそこまで厳しい制限はなかったけどね。ちなみにオレさまは既製品のチョコなら先着20個OKだぜ。手作りはやはり遠慮するけど。」
大昔、手作りのチョコを貰った経験はみんながそれなりにあったが、オレさまは運が良かったものの、ダンデやカブさん、あとはルリナさんの方は悪戯すぎたものを受け取った経験があるって聞いた覚えがある。
だから5年前、ローズさんがダンデルールを強行するときは珍しくリーグ全スタッフとジムリーダーたちが同意票を上げ、このルールを決行されたわけだ。
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「へぇ、やはりあるんですね。悪意を篭った贈り物というのが一番嫌です。ダンデさんもその原因でその、ダンデルールを決めたんのですか。」
「あ、いや〜内容物はともかく…そっか、これ自分で言うの恥ずかしいからダンデはマサルに言わなかったと思うわ。うん。」
あの頃のダンデを思い出すと、キバナはうんうんと何か納得したような感じで頷いた。
「あの、勝手に自分で納得しないでください。僕にわかるように説明してくれます?」
「あはは、ごめんごめん。そうだね。……今から5年前、まだ青少年のあいつは成長期を迎えた。それまでは背が小さくて丸いベビーフェイスだったダンデが一気に背を伸び、顔つきも大人っぽくなった、そんな彼の変化が女性たちは見逃せると思うか?」
「それは……ありえませんね。」
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「だろ?だから悲劇を引き起こしたんだ。……あの年のバレンタインデーは数え切れない女性が直接にチョコレートを渡そうとダンデを追いかけていて、そんでダンデもあからさまに怯えて逃げ回っていたが、ここまで言ってマサルはなにか起こったのが見当できるよね?」
バツの悪い苦笑いを浮かべながら、マサルは確固たる答えを口にした。
「ダンデさんまた迷子になりましたね。」
「そう。それはもう盛大にね。追いかけている子は大抵トレーナーではないからあいつはワイルドエリアに逃げた、ここまではいい。しかし、諦めたくない子が何名いてワイルドエリアで追いかけっこを繰り返した最後、ダンデは三日間行方不明になった。」
「それは災難でした。でも無事に戻ったんですね。」
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「ああ、本当にリザードンさまさまだぜ。今になってはふぶきの中に相棒のバリコオル……あの時はまだマネネだけど、との出会い話だとあいつの頭ん中に美談として上書きされたけど……」
ああだめだ。思い出せるな!
あのときダンデを失うかもしれないと思うと、恐怖で心臓が破裂しそうに痛くて呼吸すらもままならなかった。
そう、ムゲンダイナのときだってあいつは他人のために己のことを顧みない。いつもいつも——「……キバナさん。ダンデさんなら大丈夫と思いますよ。
だってここに来る前にダンデさんはね、今年は本命からのチョコを楽しみにしているぜって僕に言いました。これ、僕への挑発として受けて立つべきでしょうか?」
マサルの冗談めいた口調のおかげでキバナの心にのしかかった影は消えた。
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『王(チャン)様(ピオン)』じゃなくなったダンデは少しずつ『人(ダンデ)』として生を楽しむことができるようになった。それがあのおバカの一番近くにいるキバナがよく知ってることだ。
「はは、なにそれ!オレさまに作れとでも言うのか!作りますけど!」
「ふふ、念願の本命チョコですね。いいな、僕も欲しいです。」
「いや〜違うよ。ダンデの方は隠したがってるけど、本命のチョコはとおの昔に互いに渡っちゃたぜ!」
「ええええ?本当ですか?どうやって渡したのですか!教えてくださいよぉ!キバナさま!」
「んふふ、どうだろう〜」
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マサルの必死な様子はおかしくてキバナはあの時の自分らを思い出せずにいた。そしてこれからも一緒にバレンタインを過ごせると思うと幸せがいっぱいになる。こんな風に思えるようになった自分はきっとガラル1の果報者だと自負してもいいよな?
ダンデ、今すぐに君に会いたい!バレンタインのチョコは用意できたのか?初めて君からもらった本命チョコは、甘くて酸っぱくて辛い、初恋の味だったけれど、それはそれで最高なバレンタインの本命チョコなのだ。
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あと書き
——ハロンタウンのダンデ実家にて。
「で、試食とか言い訳をして元チャンピオンと現チャンピオンを呼び出しといて、ホップはどうやって本命チョコを渡すの?どうせならさっきマサルくんに渡したらいいと思うぜ?」
「あ、ああああ兄貴ィィィ!なななんでま、マサルに渡すって知ってるの?いや、この際もうどうでもいいんだぞ!兄貴教えてくれ!カッコイイバレンタインチョコを渡す方法を!」
「いいや、それはないぜ?俺だって渡すのに必死すぎて凄くかっこ悪かったし、味も……まあ、良くないと認めざるえないんだが。」
「…どんな味だった?」
「……」
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「な〜教えてよ〜可愛い弟の頼みだぞ!」
「……俺のかわいいホップがずるくなった、誰かの影響かな。とほほ。」
「ア〜ニ〜キ〜!」
「分かった分かった。言うけど、でも真似はダメだぜ!」
「善処する!」
「はあ……まったく。それはね、グチャ混ぜになった初恋の味をするカレーだったんだぜ!」

後日、バレンタイン当日はワイルドエリアに元チャンピオンと現チャンピオンに遭遇したと、SNSでは大騒ぎになっているとか、本人たちは全然気付いてないのだった。

(終わり)
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貼完了~意外的想不到梗,只好借用小野寺律的情人節梗XD把巧克力塞在咖哩裡面www
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反正剛好迦勒爾的國民美食就是咖哩嘛XD至於味道會這麼神秘是因為奇巴納偷加了巧克力之後換成丹帝偷加,但是他試吃覺得太甜(畢竟放了兩份XD)然後就是爆走亂加果實蓋味道的黑暗料理誕生了
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只是想要寫奇巴納的一人稱是おれさま,才腦弱的用日文開稿啊哈哈
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中文的本大爺感覺、嗯,怪怪ㄉ
波普★波紋修行ing
用日文寫好強啊啊啊啊
還在努力的閱讀中XDDDDD

我其實也比較習慣奇巴納人稱用俺様,翻成本大爺不知道為什麼就覺得沒有那個囂張的帥氣感(?)
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波普★波紋修行ing : 不不不只是單純的中文很爛而已
奇巴納的人稱真的很深奧!而且很稀有的還有一人稱是キバナ!這個超級可愛的語感實在很難用中文去表達啊!(你的問題XD
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