えり
Sexy Zoneの佐藤勝利がパーソナリティを務めるラジオ『VICTORY ROADS』(bayfm)2月25日放送回にて、“憧れの舞台”に出演することになった率直な心境を語った。
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佐藤にとって“憧れの舞台”とは、2000年にジャニー喜多川氏によって生み出され、2005年以降は主演のKinKi Kids 堂本光一が脚本・演出・音楽を手掛けてきた『SHOCK』シリーズだ。ミュージカル単独主演記録1位を更新し続け“Show must go on(どんなときでも幕を上げ続ける)”というジャニーズイズムを体現した本作は、ジャニーズファミリーにとっても思い入れのある作品である。

 佐藤としても『Endless SHOCK』(本編)は「初めてエンタメに生で触れた作品」だという特別な舞台。何度も何度も劇場に足を運び、堂本光一から「お前もう飽きただろ」と言われるほど熱心に観劇してきたことが、2月17日に行なわれた製作発表の場でも明かされていた。
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そんな同舞台に今年4〜5月にかけて東京・帝国劇場にて出演することになった佐藤。オファーを聞いたのは、昨年11月に遡る。マネージャーに「打ち合わせです」と会議室に呼び出されたが、何も言われずに『SHOCK』の最新映像作品をそっと差し出されたのだという。

 そして真剣なマネージャーの顔を見て、“あ、『SHOCK』決まったんだな”と悟った佐藤。とっさに出たのは「え、出るんですか?」というような言葉だったと振り返る。無言で頷くマネージャーに「何か話してよ(笑)」とツッコミを入れるも、それだけ佐藤を知るマネージャーにとっても重く感慨深いオファーであったことが伝わってきた。
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〈きっと夢は叶う〉劇中歌「ONE DAY」への想い
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『Endless SHOCK』を繰り返し観劇してきた佐藤からすると、「『SHOCK』に参加する」と聞いて思い当たる役はひとつしかない。それは、堂本光一が演じる主人公・コウイチのライバル役だ。これまで、今井翼、錦戸亮、生田斗真、屋良朝幸、内博貴、中山優馬、上田竜也……と錚々たるメンバーが手掛けてきたキャラクターである。
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コウイチに向けるリスペクトと同時に劣等感を抱く複雑な心情を表現し、コウイチの中にある“Show must go on”の信念に迫る重要な役でもある。「年齢的にも自分ができると思ってる役ではないし、憧れの舞台でもあるから。でも、ライバル役なのかなとか思いながら」と葛藤しつつも、ついに「え、ライバル役?」と尋ねた佐藤。またもや無言で頷くマネージャーに「話せよ!(笑)」とツッコまずにはいられなかったと笑う。
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自分が物語のキーマンを演じるのだと思うと、改めて見返した映像作品もより感慨深いものに。なかでも、劇中歌「ONE DAY」の歌詞について「〈きっと夢は叶う〉とかさ、〈見上げれば 思い出すよ 変わらない空 あの日の願い〉とかさ、それもリンクしましたね」としみじみ語り、〈きっと夢は叶う〉を口ずさんだ。
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また、帝国劇場という場所も佐藤にとって「いろんな思いがある」場所。2012年から2017年にかけて『ジャニーズ・ワールド(現:ジャニーズ・アイランド)』シリーズに出演し、2013年には主演を、2015年には座長も経験した。そして2016年に上演された『ジャニーズ・オールスターズ・アイランド』では劇中で自身の父の死について告白したこともあった。

 「帝劇に立ちたいっていう夢が、今は立たないっていう選択をしたから。だから帝劇を去った自分がまた出させてもらえるっていうのは、やっぱあのときの夢だったし、そして『SHOCK』に出られると思ってなかったけど、光一くんが僕を引っ張り上げてくれた感じがして……」と様々な感情が渦巻く思い出の地に、憧れの舞台で再度立つことができる喜びを語った。
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さらに「のれん作ってくれないかな」との本音も飛び出す。「のれんなんてさ」とこれまでこだわらない姿勢を取ってきたという佐藤だが、「光一くんにはめちゃくちゃ作って欲しい(笑)。掲げたいもん楽屋に! 今度言ってみよ!」と続けた。ジャニーズでは、これまで多くの先輩が後輩に楽屋のれんを贈った話が語り継がれており、そこに佐藤と堂本光一のエピソードも加わる日は近いかもしれない。
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