Rosanna
誰しも変わっていくものの、私だけが変わってはいけないっと勝手に決められたし。

涙を振り払った今こそ、どうしてまた悲しみをこの身から求める。
だいたい、私だって笑って生きていたいのに……
何で。

だんだん消えていくあの感覚も、声も、
泣いてた私を構成するなにもかもが、深い沼に落ちていくことさえ許されないまま。
それを抗うように私は精一杯笑うよ。

そのうちに時間はまた残酷で、無情に流れる。 それを止めることもできず、私は変わっていくのだろう。

人間は、どれだけ薄情で冷たい生き物。 他人を勝手に期待して、そして勝手に失望しはじめる。 裏切りだっていつの間にやってしまうのでは…

ただの人生を生きるって、それじゃダメ? 重みになったそれが、もう嫌なのだ。

惨めな自分に歌ってあげたい… ただ静かに、穏やかに…
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