小詩☆光屬性模式
宵の宴の枯れ落ちてく椿
君らはまだ僕らから奪って行くのか?
冬の氷雨の儚いひとしずく
あの日の確かな熱さえ消し去った

絡まり合う世界は裏表の不可思議
ひらりひらり外套影を踏みなびく

少しだけ、あともう少し
大人になれたのなら(なれたのなら)
全部失くして忘れてしまおう
はじめからこの思い出も
何もなかったように。
小詩☆光屬性模式
夢の木陰のひそやかな灯火
君らはまだそこから笑っているのか?
冬の祭りの遠くの近くの喧操が
この手に触れる闇を呼んだ

偽りない正義は裏表の不可思議
ゆらりゆらり燃ゆる月明かり溶ける

紡ぎ重ねたはずの時間も
裏切りではなく僕らが(出逢わずとも)
はじめからそうだっただけなら
本当はずっと交わることのできぬ螺旋
小詩☆光屬性模式
少しだけ、あともう少し
大人になれたのなら(なれたのなら)
全部失くして忘れてしまおう。
大事な約束も、君の声も。

「 また来るよ、じゃあね 」

逆しまの町は飽食の、
椿色食べる人々が、
手を伸べて君を待っている。
あかひるに在った影のように……
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