神隱的E子∞
SHOWROOM接龍備忘

2人は、困惑していた。

星「飛鳥…俺の名前にちなんで記念日祝いに宇宙旅行をプレゼントしてくれたのはほんま嬉しいんやけど、火星ってする事無くない?」

飛「大丈夫やって!"火星の歩き方"を見てちゃんと調べてきたから!」

その時、乗ってきた宇宙船のドアが突然開いた。
あすかなファンタジー1
神隱的E子∞
そこにいたのは、
どこか見覚えのある人だった。

星「え、まえっち!?」

飛「ほんまや、前田くんそっくりや…」

前田くんのようで前田くんではない。
顔、背丈そのものは前田くんだ。

でも、ひとつだけ、なにかが、違う。

あすかなファンタジー2
神隱的E子∞
前?「§¶‡&δ!」
飛「えっ、前田くんどうしたん…?」
前田くんの姿をした彼は、全く聞き覚えのない言葉を発していた。
前?「§¶δΨΘ!§¶δΨΘ…!」
飛鳥「えっ、えっ…?星空これって…」
必死に語り聞けてくる様子に更に困惑する飛鳥が隣を見ると、うんうんと頷く星空が。

あすかなファンタジー3
神隱的E子∞
星「それは大変や!!!!」
飛「えっ星空、前田くんの言うてることがわかるん!?」
星「えー飛鳥聞いとらんかったん?あかんよ〜人の話はちゃんと聞かな!」
前?「§≡Å▽¢∂⁂!」
困惑する飛鳥をよそに、会話を続ける前田くんと星空。
星「よっしゃ!ほんならはよ行こ!」
あすかなファンタジー4
神隱的E子∞
あすかなファンタジー5

飛「どこ行くんや?」

星「ええから。ついて来たらわかる。あっ、そうや。大事なもん忘れとった。飛鳥、それ取って」

振り返ると星空の席の隣に、何やら不思議な質感の大きな袋が置いてあった。

飛「重いな、これ。何が入ってんのや?」

飛鳥が中を覗こうとすると…。
神隱的E子∞
あすかなファンタジー6

飛「え…なにこれ…?」

そこには前田くんの顔の形の覆面が大量に入っていた。

星「これを被ると前田くんの言葉がわかるんだよー!!」

飛「え、そーなん?!でもなんでこんなに大量にあるの?宇宙旅行に必要なの?」

星「それはね…」
神隱的E子∞
あすかなファンタジー7

星「地球の前田くんに持っていけって言われてん」

飛「前田くんに?」

星「困ったときに使うかもしれんからって。予備もたくさんいれてくれたみたい」

飛「前田くん…大量すぎるやろ」

星「ふらふら!飛鳥かぶってみて?」

うながされて、前田くんの覆面を被ってみた飛鳥
神隱的E子∞
前?「この先に一つだけ願いが叶うといわれている石があるんだ、それをあすかなの2人には取ってきてほしいと地球の前田君にお願いされた」

星「なにそれー!?めっちゃ夢あるやーん!」

飛「そうと決まったら行くぞ」

2人は先へ急いだ。

あすかなファンタジー8
神隱的E子∞
飛)前?の情報どうり歩いてるよな?なんか変やで?

星)そうやけど、どうしたん?

飛)足元よう見てみ。
足元をよく見ると、複数の足跡が残っていた。

飛)俺らの他にも、願いが叶う石を探してる者がおるみたいやな。

星)えっ…つまり敵がおるってこと?!
あすかなファンタジー9
神隱的E子∞
その時急にどこかからガサガサ音がした。

飛「えっ!?何!?」
飛鳥は思わず星空の腕を掴む。

星「そんなビビんなって!飛鳥可愛いな!」
飛「もぉ。だる。」

そうしていると目の前には目的の石が…
飛「こんな簡単に手に入っていいんか…?」

するとその時背後から…!
あすかなファンタジー10
神隱的E子∞
?「その石を渡してもらおう!」

ゴリラのお面を付けた怪しい2人組がいた。

星「なんでや! 俺らが先に見つけたんやで!」
飛「それに、俺たちは前田くんに頼まれてるんや。譲るわけにはいかへん」
?「くっ、ならば奪うまで!」

ゴリラ面の2人が勝負をしかけてきた──!
あすかなファンタジー11
神隱的E子∞
星「飛鳥逃げるで」
飛「おぅ」
前田くん(仮)「待ってください!ここは僕が」
前田くん(仮)がゴリラの面をつけた二人に立ち向かおうとした。
星「待ってー。戦うのとか危ないから話し合いしよ」
飛「話し合い?」
星「どっちの願いが叶えてもらうのふさわしいか決めようー」
#あすかなファンタジー12
神隱的E子∞
あすかなファンタジー13
飛「君達の願いを聞かせて」
ゴ面「僕達の願いは元の姿に戻ること。この世界に来た途端、お面が貼り付いて取れなくなってしまったんだ」
星「それは大変やな…わかった!この石は君達にあげるよ!僕達の願いは自分達で叶えられるから」
石を手渡すと眩い光が二人を包みこんだ
神隱的E子∞
星「え!?俺らがおる」
飛「一体何が..」
驚く2人の目の前に立っていたのは自分達にそっくりな青年だった
星2「2人ともおめでとう!」
飛2「合格だよ」
星&飛「合格...?わ!」
眩しい光に再び包まれる

星2&飛2「君達の夢は絶対に叶う」

目を開けるとそこは2人の家だった
あすかなファンタジー14
神隱的E子∞
星「あれ?俺達、寝てたん?」

飛「不思議な夢見た。けどアイドルを目指す気持ちがよりいっそ強くなったわ!」

星「そうやな、俺達の夢は自分達の力で絶対叶える!」

飛「そうと決まれば今日も元気にレッスンや」

そう話すふたりの傍らにはひっそりと光る石が輝いていた

あすかなファンタジー15
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