身の回りの記録簿
動詞
「よどむ」:
I.水や空気などが流れずにとまって動かない。「水が―・んでいる岩かげ」「空気が―・んでいる」
II.底に沈んでたまる。また、どんより濁る。「泥が底に―・んでいる」「―・んだ目をしている」
III.動作などが順調に進まない。滞って動かない。「言いにくそうに言葉が―・む」
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新しいプリント地のカーテンを引いて、英子は窓を開けた。よどんでいた部屋の空気がゆっくりと入れ換ると、後は風もなかった。流しの下の戸棚に収まり切れず、床に置いた小型の新しい電気冷蔵庫から彼女はジュースとコーラを出して注いだ。
石原慎太郎『化石の森』より引用
身の回りの記録簿
収まり切れない=収容しきれない=詰め込まれた=すし詰め
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