身の回りの記録簿
動詞
「かぶりつく」:
I.口を大きく開けて食いつく。勢いよくかみつく。「リンゴに―・く」
II.しっかりと取りつく。かじりつく。「舞台に―・く」
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I.けものは、小気味よさそうにかれをながめまわしているかのように見うけられた。どうやら、まずどこからかぶりついてやろうかと検討しているらしい。少なくとも、フォン・ホルストにはそう思えたのだった。
バローズ/関口幸男訳『栄光のペルシダー』より引用
身の回りの記録簿
II.さして難しくも奇抜(きばつ)でもなかった。無造作といってもいい動きで、男は仲間の首にかぶりついたのである。接触(せっしょく)部から真紅の色が滲み出し、赤い流れとなって地面にしたたり落ちた。
菊地秀行『吸血鬼ハンター15 D-魔戦抄』より引用
身の回りの記録簿
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身の回りの記録簿
かぶりつき: 劇場の最前列の客席。
舞台にかぶりつくようにして(誰にも邪魔されずに集中して)見ることができることから生まれた言葉なのですが、 歌舞伎の世界から生まれた、という面白い説もあります。
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小気味がいい(小気味よい)とは、「あの料理人の庖丁さばきは小気味がいいね」などと使うように、ある人の仕事の進め方や手際のよさにより、愉快な気持ちにさせられるという意味。
『笑える国語辞典』より引用
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