日本歴史

太閤検地

太閤検地とは、文字通り、全国で土地の検査です。 まず土地を検査する時の単位、度量衡を統一し、従来貫高で示されていた田畑を石高（生産高）で示すように改めました。そのうえで，一地一作人の原則により、検地帳には実際に耕作してる農民の田畑と屋敷地が登録され、自分の石高に応じて年貢が義務付けられました。太閤検地により、中世までの荘園制が完全に否定され、小農自立を促し、その最後は武士と農民を区別する兵農分離を推し進めました。

キリスト教

織田信長がキリスト教の布教を容認した理由は、まず、南蛮との貿易によって利益を上げることです。新しい物の流入は市場に新しい刺激をもたらし、経済が活性化されることは目に見えていました。また、鉄砲や西洋式の鎧などを取り入れることで軍備を増強し、自身の天下統一にさらに近づくことが目的でした。そして、一向一揆などの当時の仏教勢力との対抗です。キリスト教に寛容な姿勢を取ることで、政治に口を出してきた仏教勢力を抑えようという意図がありました。豊臣秀吉は最初に織田信長の保護政策を継承していましたが、全国統一の邪魔になるとして宣教師を追放する法律のバテレン追放令を出しました。ところが、豊臣秀吉は南蛮貿易で儲けることも重視したので貿易は禁止しませんでした。